徳島大学と共同で2型糖尿病患者のためのセルフモニタリングシステムを開発 ー 病院の検査データと個人がスマホアプリで蓄積するデータを 一元管理。療養指導の介入研究で効果検証 ー
病気と向き合う人々の健康管理を支援する株式会社ウェルビー(本社:東京都千代田区、代表取締役:比木武、以下ウェルビー)は、徳島大学糖尿病臨床・研究開発センター(センター長:松久宗英教授)と共同で、2型糖尿病患者のためのセルフモニタリングシステムを開発し、患者の治療行動、セルフケア行動に対する意識・知識の向上を図り、血糖コントロールを改善させ、合併症予防への改善効果を検証する共同研究を実施することで合意いたしました。
新たなセルフモニタリングシステムでは、これまで病院内における診療を中心に利用されていた病院での検査データと、ウェルビーがかねてより提供しているスマホアプリ(Welby血圧ノート、血糖値ノートなど)を使って患者自身が測定・記録したデータを一元管理します。この結果、患者個人が病院の検査データと個人が自己計測したデータを合わせて、手元のスマホアプリ等から確認し、自己管理に活用できるようになります。また、こうした仕組みを地域の医療機関にも提供することで、専門医とかかりつけ医が患者の治療状況を一元的に確認できるようになり、より適切な診療を実施できるようになります。
徳島大学糖尿病臨床・研究開発センターでは、ウェルビーが開発するシステムを利用して、2015年秋から患者30人を対象に検査データを同システムに取り込み、検査データを患者自身が手元のスマホアプリ内に持つことで、病状に対する理解、治療への意欲が向上し、行動変容に結びつくかどうか、3ヶ月間の糖尿病療養指導の介入研究で実証していきます。また、介入研究の結果を踏まえ、地域の医療機関と連携し患者指導に活用してもらう予定です。
ウェルビーではこうした研究結果を踏まえ、同システムを他の地域の病院や診療所にも提供していきます。また、他の疾患への応用利用についても予定しています。
◇株式会社ウェルビーについて
糖尿病・高血圧症など慢性疾患の自己管理を目的に、日々の食事の内容やカロリー、血圧や血糖値などを記録して、生活習慣のログをつけることで病気の治療に役立てるクラウドサービス「Welby(ウェルビー)」を2011年から展開。疾患治療の自己管理の項目ごとに開発された「Welbyモバイルアプリ」、患者が家族・医療従事者と自己管理記録を共有できる「Welbyシェア」、データの閲覧表示・印刷が可能な「Welbyマイカルテ」を提供し、患者による主体的な疾患治療・管理をサポートしています。現在はさらに対象疾患を拡大し、慢性疾患分野における治療・自己管理のための総合的なデジタルプラットフォームを企画・開発・運営しています。
◇代表取締役 比木武(ひき たける)プロフィール
1996年、同志社大学法学部卒業後、住友商事株式会社に入社。米国ハイテクベンチャー企業の日本進出の共同事業を担当し、シリコンバレーのIT企業の日本マーケット向け事業開発、
商品開発、プロモーションを行う。同社退職後、2005年より米国ヴァージニア大学MBAにてMBA取得。2007年より、楽天株式会社にて、経営企画、事業戦略や組織改革の業務に従事。2008年、医療従事者向けのOnline Community「メドピア」の立ち上げに参画(2014年マザーズ上場)。2011年よりWelbyを創業し共同代表に就任。Health 2.0 Tokyo設立発起人。
【会社情報】
●社名 :株式会社ウェルビー
●代表者 :代表取締役 比木武(ひき たける)
●本社所在地 :〒102-0073 東京都千代田区九段北1-2-1
●設立年月日 :2011年9月
●事業内容 :医療関連オンライン・ソリューションサービス
●URL : https://welby.jp/
【お問い合わせ窓口】
●株式会社ウェルビー 企画グループ(広報・PR担当):芳賀麻希子
●電話番号 :03-6261-3525
●メールアドレス:makiko.haga@welby.jp