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2017/03/02
プレスリリース

成人期ADHD当事者のためのタスク管理サポートアプリ「AOZORA」の提供を開始

病気と向き合う人々の健康管理を支援する株式会社ウェルビー(本社:東京都中央区、代表取締役:比木武、以下ウェルビー)は、このほどヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:クリス・フウリガン、以下ヤンセン)と成人期ADHD(Attention Deficit Hyperactive Disorder:注意欠如・多動症)当事者のためのタスク管理サポートアプリ「AOZORA」をリリース致しました。ウェルビーが開発・運営を担い、ヤンセンが提供致します。

■各アプリストアよりダウンロード可能です(無料)

【iOS版】

https://itunes.apple.com/JP/app/id1181807127

【Android版】

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.welby.aozora

■「AOZORA」の主な機能

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スマートフォンアプリ「AOZORA」は、服薬タイミング、スケジュールの管理、自身の目標設定など一連のタスク管理を簡単に行えるため、不注意による"うっかりミス"を減らすことが期待できます。また、服薬管理も可能なので、日々の服薬アドヒアランスを良好に維持することを見込めます。

①タスク管理機能

――料理や掃除などの日常的なタスクやお仕事などのスケジュール管理ができます。

②服薬管理機能

――服薬の記録を入力する事ができます。

③セルフチェック機能

――仕事、日常、対人関係における「やりたいこと」を設定し、"できた"を定期的にチェックすることができます。

ADHDの有病率は、子どもの約5%、成人の約2.5%と言われています*1。不注意や衝動性、多動性のために、他人から誤解を受けることがあり、「怠惰」や「協調性のなさ」、「努力不足」などと指摘され、自己肯定感が低くなる場合があります。ADHDの方がより良い生活を送るためには、まず得意なことと苦手なことが何かを自分で把握することが重要です。ADHDの方は、物事を忘れやすく、管理することが苦手で、特に時間管理や物事の優先順位付けが得意ではありません。どの作業をいつから始めたら良いのか、どのくらいのペースで行えば良いのか、どのタイミングでやるべきなのかなど、スケジュールについての具体的な指示があると作業を進めやすくなります。「確認できるしくみ」を作ることが重要と考えられ、タスク管理サポートアプリである「AOZORA」がその役割を果たします。

ヤンセンはアジアパシフィック地域において、精神疾患領域における包括的な取り組みである「ヘルシーマインド」プログラムを展開しています。同プログラムは、医療制度を強化するための協働イニシアティブ、精神疾患に対する社会的影響や偏見の撲滅、および患者さんのケアに携わるすべての人々に対する教育などの重点分野から構成されています。スマートフォンアプリ『AOZORA』は、この「ヘルシーマインド」プログラムの一環として、成人期ADHD当事者の多くが適切な治療とともに社会生活をしやすくするために開発したものです。

ウェルビーは、2011年から患者さんを対象とする治療支援デジタルサービス(PHR/Personal Health Record)を提供するノウハウを活かし、医療機関、製薬企業等と患者さんをつなぐ総合プラットフォームとして、今後も務めてまいります。

参考文献

*1 DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル

■サービス画面

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■『AOZORA』アプリ開発の監修

奈良県立医科大学 看護学科 人間発達学 教授 飯田 順三先生より

成人期ADHDの方は就労していたり、主婦業をしていたりする中で日常生活に困難さを感じています。しかし、具体的に困っていることについて明確にできなかったり、できてもすぐに忘れることがあります。このアプリではその困っている内容を具体的に明らかにすることができ、自分の状態をきちんと把握できます。そしてそのことで治療目標が明確になり、治療へのモチベーションを高めることができます。

医療法人ひまわり 岡崎駅はるさきクリニック 院長 段野 哲也先生より

成人期ADHDでは、その症状として時間管理を含む生活の管理が非常に困難になる事も多く認められますが、本人が症状として自覚する事も無い場合も多く、結果的には服薬継続や改善度の自覚にも影響を与えてしまいます。

このアプリは、少しでも楽に患者様に自身を知って治療に積極的に参加していただける助けになると思います。

■「AOZORA」サービス概要

●開発・運営:株式会社ウェルビー

●提供    :ヤンセンファーマ株式会社

●監修    :奈良県立医科大学 看護学科 人間発達学 教授 飯田 順三先生

医療法人ひまわり 岡崎駅はるさきクリニック 院長 段野 哲也先生

■利用方法

●スマートフォン:iPhoneおよびAndroidアプリをダウンロード(無料)

※いずれの場合も株式会社ウェルビーが運営する「Welby ID」への会員登録が必要です。

◇株式会社ウェルビーについて

ウェルビーは、PHR(Personal Health Record)サービス提供企業として、慢性疾患の患者さんを対象とする、治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用をしています。

提供するPHRサービスの一つ「Welbyマイカルテ」は、糖尿病などの患者さんを対象に、血糖値や血圧などの自己管理を支援するスマートフォン向けアプリです。医療機器メーカーと連携することで、各計測機器のデータをアプリへ反映するなど、治療支援のためのPHRサービスとして利用されています。また、大手製薬企業と共同で企画し、ウェルビーが運営するPHRサービスも数多くあり、糖尿病やがん系疾患、中枢神経系領域など、幅広い領域でPHRサービスを提供しています。

ウェルビーは、2011年からPHRサービスを提供するノウハウを活かし、医療機関、製薬・医療機器メーカーと患者さんをつなぐPHRサービスの総合プラットフォームとして、日本のPHRサービスをリードしています。

●社名   : 株式会社ウェルビー

●代表者   : 代表取締役 比木 武(ひき たける)

●本社所在地: 東京都中央区日本橋本町3-8-3 東硝ビル5階

●設立年月日: 2011 年9月

●事業内容 : 患者向け治療支援デジタルサービス(PHR)の企画・開発・運用

●URL  : https://welby.jp/

◇お問い合わせ窓口

●株式会社ウェルビー 広報担当:高田・南

●電話番号 : 03-6206-2937

●メールアドレス  : pr@welby.jp

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