がん手帳アプリ「WelbyマイカルテONC」に、新型コロナウイルス感染症に関する管理機能を搭載
～通院アクセスが困難ながん患者さんの感染リスクの遠隔モニタリングを実現～

株式会社Welby（本社：東京都中央区、代表取締役：比木武、証券コード：4438、以下「Welby」）は、国内外において新型コロナウイルス（SARS-CoV2）が感染拡大している現状に鑑み、Welbyが従来から提供するがん手帳アプリ「WelbyマイカルテONC」において、新たに、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に関連する症状WEBチェック・情報共有ができる機能（以下、当機能）を搭載しましたので、お知らせします。

「Welbyマイカルテ ONC」 アプリ画面

がん手帳アプリ「WelbyマイカルテONC」を利用中のがん患者さんは、従来の機能であるがんに関連する症状（がんの状態悪化に関する症状、抗がん剤の副作用に関する症状等）の自己管理に加えて、当機能の搭載により、新型コロナウイルス感染症に関連する症状の有無を記録・保存することが可能となります。記録された新型コロナウイルス感染症の症状は、オンラインを通じて医療者が確認できます。
当機能の搭載により、通院患者さんの健康観察やご自身の症状の自己管理を支援しつつ、必要に応じてオンラインでの患者さんの状態チェックを可能とし、通院の要否の指示や、感染症に関する指示を行うなど、より適切な指導を実現する一助となることが期待されます。

なお、このたび搭載する当機能は、国際医療福祉大学大学院医学研究科（循環器内科部門）岸 拓弥教授の監修のもと、2020年4月3日より医療従事者自身や、民間企業の従業員向けの症状チェックツールとして先行リリースしたものをベースに、「WelbyマイカルテONC」に追加するものです。

がん患者さんは、がんではない人と比べ、免疫機能が低下する傾向があります。免疫機能が低下した状態で感染症にかかった場合、通常より重症化する危険性もあり、がんではない人以上に感染症に気をつけることが大切であるとされています*。また、がん患者さんの治療を担う医療機関においては、急増する新型コロナウイルス感染症患者さんへの対応により医療資源が逼迫することで、通常期に比べ、がん治療に充てられる医療資源に制限が生まれる場合も想定されます。

Welbyは、がん治療に向き合うがん患者さんや、治療を担う医療機関・医療従事者の皆様に対し、リスク評価の実現を含む医療の質向上の一助として、また医療体制の維持・支援を主旨とする社会的な要請に対するソリューションとして、がん手帳アプリ「WelbyマイカルテONC」、およびこの度搭載した当機能の提供・拡充に、努めて参ります。

*国立がん研究センターホームページ　「がんと感染症」を参照の上記載
https://ganjoho.jp/public/support/infection/index.html

◇株式会社Welby（ウェルビー）について
Welbyは、2011年からPHR（Personal Health Record）サービスを提供するリーディングカンパニーとして、様々な疾患領域の患者さんを対象とする、治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用をしています。提供するPHRサービスの一つ「Welbyマイカルテ」は、糖尿病、高血圧などの生活習慣病患者さんを対象に、血糖値や血圧などの自己管理を支援するスマートフォン向けアプリです。また、大手製薬企業と共同で企画し、Welbyが運営するPHRサービスも数多くあり、生活習慣病をはじめとして、オンコロジー領域、中枢神経系領域、自己免疫疾患、希少疾患など、幅広い領域でPHRサービスを提供しています。また様々な疾患領域におけるPHRサービスの実績とID・DB基盤を活かし、臨床研究を対象としてPHR/PROを活用したエビデンス創出の相談から、PHR/PROの収集システムの開発・運用、機器の運用支援までをパートナー企業と連携して提供しています。


　●社名　　　：株式会社Welby（証券コード：4438）
　●代表者　　：代表取締役　比木 武（ひき　たける）
　●本社所在地：東京都中央区日本橋本町2-7-1　野村不動産日本橋本町ビル3階
　●設立年月　：2011 年9月
　●事業内容　：患者向け治療支援デジタルサービス（PHR）の企画・開発・運用
　●ＵＲＬ　　：https://welby.jp/

◇報道関係　お問合せ窓口
　●株式会社Welby　広報担当：山岸
　●電話番号　　　：050-5236-4580
　●メールアドレス：pr@welby.jp