Welby、ITP患者向けの治療支援サービスを開始
～ITP特有の症状をオンラインで医師と共有し症状悪化を早期検知～

株式会社Welby（本社：東京都中央区、代表取締役：比木武、以下「Welby」）は、ノバルティス ファーマ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：レオ・リー、以下「ノバルティスファーマ」）と連携し、Welbyが運営するがん（オンコロジー）や血液疾患の患者さん向けPHRプラットフォーム「WelbyマイカルテONC（以下、マイカルテONC）」内において、慢性特発性血小板減少性紫斑病（以下、ITP）と診断されている患者さんやご家族を対象に、日々の体調記録や血球管理を簡便に行えるPHRサービスを提供することとなりましたので、お知らせいたします。

ITPは、血液中の血小板の数が10万／μL（マイクロリットル）以下に減少する疾患で、難治性疾患の一つです。国内の患者さんは約2万人で、毎年新たに3,000人の方がITPと診断されています。ITPの治療においては、血球・症状が落ち着くにつれて、頻繁に通院する必要がなくなるなど、治療負担が逓減する場合があります。一方で、通院頻度が減少に比例して、医師への状態の伝達や相談をする機会が減少するため、患者さんご自身は、日常生活の中での小さな体調の変化を見逃さず記録し、必要に応じて医師へ共有するなどの必要性が増すこととなります。

この度、がん（オンコロジー）や血液疾患の患者さん及び医療従事者を支援するPHRプラットフォームである「マイカルテONC」内に設けた新サービスは、ITP患者さん、及び医師等の医療従事者の両者を支援するものです。患者さん自身は、日々の生活の中でだるさや内出血、頭痛などITP特有の症状をマイカルテONCで入力・管理することができます。医師は患者さんが入力した記録を元に、日々の診療データと入力された症状の関係性などを把握することができます。また、患者さんは症状や治療状況に沿った情報をアプリの中で受け取ることも可能です。
これらの機能を通じて、医療従事者が患者さんの状態を迅速に、正確に把握することができると同時に、患者さん自身の治療に関する知識が深まることで、より良い治療アウトカム実現の支援となることが期待されます。

Welbyは、がんや血液疾患に向き合う患者さんや、治療を担う医療機関・医療従事者の皆様に対し、リスク評価の実現を含む医療の質向上の一助として、また医療体制の維持・支援を主旨とする社会的な要請に対するソリューションとして、「WelbyマイカルテONC」、およびこの度搭載した当機能の提供・拡充に、努めて参ります。

利用イメージ

◇株式会社Welbyについて
Welbyは、2011年からPHR（Personal Health Record）サービスを提供するリーディングカンパニーとして、様々な疾患領域の患者さんを対象とする、治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用をしています。提供するPHRサービスの一つ「Welbyマイカルテ」は、糖尿病、高血圧などの生活習慣病患者さんを対象に、血糖値や血圧などの自己管理を支援するスマートフォン向けアプリです。また、大手製薬企業と共同で企画し、Welbyが運営するPHRサービスも数多くあり、生活習慣病をはじめとして、オンコロジー領域、中枢神経系領域、自己免疫疾患、希少疾患など、幅広い領域でPHRサービスを提供しています。また様々な疾患領域におけるPHRサービスの実績とID・DB基盤を活かし、臨床研究を対象としてPHR/PROを活用したエビデンス創出の相談から、PHR/PROの収集システムの開発・運用、機器の運用支援までをパートナー企業と連携して提供しています。

●社名 　　　：株式会社 Welby（証券コード：4438）
●代表者 　　：代表取締役 比木 武（ひき たける）
●本社所在地 ：東京都中央区日本橋本町 2-7-1 野村不動産日本橋本町ビル 3 階
●設立年月 　：2011 年 9 月
●事業内容 　：患者向け治療支援デジタルサービス（PHR）の企画・開発・運用
●ＵＲＬ 　　：https://welby.jp/

◇WelbyマイカルテONCについて
WelbyマイカルテONCは、がん（オンコロジー）や血液疾患の患者さん及び医療従事者を支援するPHRプラットフォームです。患者さんは日常の症状や治療状況に関する情報を簡単に記録・閲覧できるなど一元管理ができ、記録された情報などに沿い疾患・症状に応じ最適化された情報提供が行われます。

◇報道関係　お問合せ窓口
●株式会社Welby　広報担当：pr@welby.jp