Welby、国立がん研究センターらと 実臨床におけるPHR利活用の実現可能性について検証する レジストリ研究を開始 〜ITヘルスケア学会にて、その展望を口頭発表~
株式会社Welby(代表取締役:比木武・山本武、東京都中央区、以下Welby)は、2022年に締結した国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:中釜斉、東京都中央区)との共同研究の一貫として、がん患者向けPHRアプリ「WelbyマイカルテONC」を用いたレジストリ研究を2024年4月から開始し、この度第17回ITヘルスケア学会年次学術大会(大会長 木暮 祐一:名桜大学人間健康学部健康情報学科 教授)において、本研究の概要をTrial in Progressの形で口頭発表することをお知らせいたします。
本発表では、「WelbyマイカルテONC」を通じて過去2年間集積されたデータについて、利用規約の同意の範囲内において集計・解析した結果を発表するとともに、進行中である本研究の試験デザインや解析プラン、現在の症例集積状況などについて報告する予定です。
【講演概要】
一般演題F PHRの活用・実装
日時:8月31日(土)10:45~11:30
場所:名桜大学 学生会館 SAKURAUM 講義棟109教室(第4会場)
座長:本村 純(名桜大学人間健康学部健康情報学科)
演題:F-1 Trial in Progress: がん日常診療におけるPHRアプリによる症状管理とモニタリングのための多施設共同レジストリ研究
錢谷 聖子(株式会社Welby/国立がん研究センター中央病院呼吸器内科)
公式サイト:https://17th.ithc.mobi/general_program-2/
【本研究について】
PHRを臨床試験の環境下でがん診療に利活用する有用性については、国内外のエビデンスが蓄積され、デジタルモニタリングによるアウトカムの改善傾向が示されています。しかしながら、臨床試験ではない実臨床における有用性を示す国内データは存在していないのが現状です。
PHRの実臨床における活用に関して国内初のエビデンスを構築すべく、オンコロジーPHRコンソーシアム(※)参加の4医療機関とWelbyは、2024年4月より「がん日常診療におけるPHRアプリによる症状管理とモニタリングのためのレジストリー研究(UMIN-CTR ID: UMIN000051589)」を開始しています。
本研究において、まずは5年間に500例の症例集積を目標としていますが、この期間・症例数に限らず引き続きデータを集積していくこととし、がん診療においてPHRなどを用いたデジタルモニタリングがデファクトスタンダードになる世の中を目指し、今後も引き続き研究を進め、随時公表してまいります。
※Welbyは、国立がん研究センターとの共同研究として、実臨床においてがん患者へのPHR活用を促進する医療機関をつなぐ「オンコロジーPHRコンソーシアム」を立ち上げ、活動しています。
プレスリリース:https://welby.jp/category/news/230421110000.html
■株式会社Welbyについて
Welbyは、2011年からPHRサービスを提供するリーディングカンパニーとして、様々な疾患領域の患者さんを対象とする、治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用をしています。
生活習慣病をはじめとして、オンコロジー領域、中枢神経系領域、自己免疫疾患、希少疾患など、幅広い領域でPHRサービスを提供しています。
様々な疾患領域におけるPHRサービスの実績とID・DB基盤を活かし、臨床研究を対象としてPHR/PROを活用したエビデンス創出の相談から、PHR/PROの収集システムの開発・運用、機器の運用支援までをパートナー企業と連携し推進しています。
また、今後は「PHRサービス事業協会」の活動として、ステークホルダー間の協調を促進し、官民一体でPHRの社会実装を加速させ、患者の医療課題解決への貢献を目指しています。
社名:株式会社Welby(証券コード:4438)
代表者:代表取締役 比木武(ひきたける)/山本武(やまもとたける)
本社所在地:〒104‐0031 東京都中央区京橋一丁目11番1号 関電不動産八重洲ビル 4階
事業内容:患者向け治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用
URL:https://welby.jp/