Welby、PHRプラットフォーム「Welbyマイカルテ」による アボットジャパンの持続グルコース測定器「FreeStyleリブレ 2 ®」とのCGMデータ連携開始を発表 〜患者のCGMデータが医療者向けのWelbyマイカルテ上で閲覧可能〜
株式会社Welby(代表取締役:比木武・山本武、東京都中央区)は、アボットジャパン合同会社(代表執行役員社長:武知秀幸、東京都港区、以下、アボット)と提携し、Welbyが企画・開発するPHR(Personal Health Record※1)プラットフォーム「Welbyマイカルテ」において、アボットの持続グルコース測定器「FreeStyleリブレ2 ®」で測定されたCGMデータを取得・閲覧できる機能を追加することに合意しました。この機能追加により、糖尿病のある方と医療従事者との間でのデータ共有がよりスムーズになり、より良い糖尿病管理や治療の効率化が期待されます。
Welbyマイカルテとは
Welbyマイカルテは糖尿病、高血圧、脂質異常症などの自己管理・医療機関との情報共有ができるアプリです。
このアプリを利用すると血圧・血糖値・体重などの測定値や毎日の食事・運動・睡眠の記録が簡単にできます。
指定の血圧計や自己血糖測定器(SMBG)、体重計、活動量計などと連携の設定を行うことで、測定時のデータを自動的にアプリに記録することができ、収集されたデータは医療従事者や家族と共有することが可能で健康管理や生活習慣の改善・治療にお役立ていただけます。
詳しくはこちらからご覧ください。https://karte.welby.jp/
持続グルコース測定器 FreeStyleリブレ2 ® とは
FreeStyleリブレ2 ® は、アボットが提供する持続グルコース測定器(CGM)です。FreeStyleリブレ2 ® は、一分毎にグルコース値をリアルタイムに測定でき、選択式アラート機能が加わったことで、低血糖/高血糖の検出を補助します。
また、FreeStyleリブレ2 ®は、使いやすく、いつでもどこでも「血糖トレンド」を可視化することで、患者さんの行動変容を促し、より良い血糖管理に貢献します。FreeStyleリブレ2 ®は、14日間にわたる安定した測定精度を有し、これらの機能により患者さんのより良い生活の実現をサポートします。
医療機器承認番号:30300BZX00119000
販売名:FreeStyleリブレ2 ®
一般的名称:グルコースモニタシステム
WelbyマイカルテとFreeStyleリブレ2 ®の連携とは?
今回の連携により、患者さんがFreeStyleリブレ2 ®で測定したグルコース値データをWelbyマイカルテ内に取り込み、以下のような機能が利用可能になります:
医療者画面での閲覧:TIR(目標範囲内であった時間の割合)、AGPレポート、GMI(推定平均血糖値)を含むCGMデータが閲覧可能です。医療従事者が患者さんの血糖値傾向をより的確に把握できます。
患者さんの日々の血糖値の可視化:CGMデータに加え、血糖値以外の測定や検査データも蓄積され、包括的な健康管理が可能になります。
遠隔での確認と診療効率化:診察を待たずに現状を把握できるため、診療の効率化や適切な薬剤選択が期待されます。
特徴
これまで課題となっていたCGM データと他の検査データの同じ画面上での閲覧について、今回の連携により解決する見込みです。WelbyマイカルテとFreeStyleリブレ2 ®の連携により、FreeStyleリブレ2 ®を使用している1型および2型糖尿病患者さんのグルコースデータを、Welbyマイカルテ上でライフログや検査値データと合わせて遠隔で確認可能となり、以下のようなメリットが期待されます。
・診療効率化:血糖値の傾向を遠隔で診察前に把握することで、診療時間の短縮と患者さんへの適切な治療支援が可能になります。
・病病連携・病診連携の促進:血糖値データを含む患者情報がアプリ内で一元管理されることで、異なる医療機関間でのスムーズな情報共有が実現します。
・患者さんとの連携強化:アプリを通じて患者さん自身が血糖値の変動を把握でき、自己管理を促進します。
今後の展開
インスリン治療を行っている1型および2型糖尿病患者は、日本国内で約100万人にのぼるとされています。糖尿病は合併症を発症している患者さんも多く、血糖値のみならずその他の検査データも同時に閲覧できることは大変有効です。当社は、Welby マイカルテへのCGM データ連携を通じ、スムーズかつ包括的な診療への貢献を目指します。
アボットジャパン合同会社(アボット)について
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランドジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約114,000人の社員が活動しています。
株式会社Welbyについて
Welbyは、2011年からPHRサービスを提供するリーディングカンパニーとして、様々な疾患領域の患者さんを対象に、治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用を行っています。生活習慣病、オンコロジー、中枢神経系疾患、自己免疫疾患、希少疾患など、幅広い領域においてPHRサービスを提供し、その実績を基に臨床研究におけるエビデンス創出を支援しています。
また、パートナー企業と連携し、PHR/PROの収集システムの開発・運用から、機器運用支援まで幅広く対応しています。今後は「PHRサービス事業協会」の活動を通じ、ステークホルダー間の協調を促進し、官民一体となってPHRの社会実装を加速させ、患者の医療課題解決に貢献してまいります。
社名:株式会社Welby(証券コード:4438)
代表者:代表取締役 比木武(ひき たける)/ 山本武(やまもと たける)
本社所在地:〒104‐0031 東京都中央区京橋一丁目11番1号 関電不動産八重洲ビル 4階
事業内容:患者向け治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用
URL:https://welby.jp/