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2025/05/16
プレスリリース

造血細胞移植後長期フォローアップを支援するウェブツール 「LTFUポケット」を提供開始

株式会社Welby(本社:東京都中央区、代表取締役:比木武・山本武、以下Welby)とMeiji Seika ファルマ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林大吉郎)は、造血細胞移植後の長期フォローアップ(LTFU)を支援するウェブツール「LTFUポケット(LTFUデジタル問診票)」の提供を開始したことをお知らせいたします。

「LTFUポケット」は、造血細胞移植後の患者さんがパソコンやスマートフォン等を利用して、オンラインで問診票への回答を記録し、医療者はその回答を医療者向けページで確認できるサービスです。問診票の回答結果を時系列で確認できるため、患者さんの状態変化を可視化し、症状の早期検知、適時適切なLTFUの支援に繋げることが期待できます。
また、従来の紙の問診票と比較して、患者さんが通院前に自宅で回答できるため、医療者は「問診票の事前確認による外来診療の効率化」を実現できます。そのほかにも「医療機関に合わせて問診項目を編集できる」「医療者間の情報連携の効率化」患者さんは「写真やコメントで記録ができて、受診時に伝えたいことが整理できる」「通院日の管理ができる」といった医療者と患者双方に複数のメリットがあります。

造血細胞移植後の感染症や慢性移植片対宿主病(慢性GVHD)、晩期合併症などの予防および早期治療介入による患者さんやそのご家族のQOL向上のため、LTFUの重要性が高まっています。
慢性GVHDの治療薬開発に取り組んできたMeiji Seikaファルマは医療者および患者さん一人ひとりに合わせた適切かつ効率的なLTFUを実施いただくためのシステムとして「LTFUポケット」を考案し、医療分野におけるePRO(electronic Patient Reported Outcome)アプリなどのPHR(Personal Health Record)サービスを企画・開発・運用してきたWelbyと共同で開発しました。
Meiji Seika ファルマが本システムのスポンサーとして医療機関に情報提供し、WelbyはPHRプラットフォームの運営を担います。なお、医療者および患者さんは本システムを無償で利用することが可能です。

Meiji SeikaファルマならびにWelbyは、血液内科領域におけるアンメットニーズを解決し、より良い医療環境の実現に貢献できるよう、今後も取り組んでまいります。

■「LTFUポケット」
LTFUP.png

Meiji Seika ファルマ株式会社について
Meiji Seika ファルマは、1946年にペニシリンの製造・研究を開始して以来、感染症治療薬やワクチン、中枢神経疾患治療薬、ジェネリック医薬品など、さまざまな医療ニーズに応え、高品質な医薬品を提供してきました。血液内科領域においても、1970年の血液がん治療薬の発売以降、現在4製品を取り扱っています。慢性GVHD治療薬においては、2024年6月に発売。
https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/

株式会社Welbyについて
Welbyは、2011年からPHRサービスを提供するリーディングカンパニーとして、様々な疾患領域の患者さんを対象とする、治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用をしています。生活習慣病をはじめとして、オンコロジー領域、中枢神経系領域、自己免疫疾患、希少疾患など、幅広い領域でPHRサービスを提供しています。 様々な疾患領域におけるPHRサービスの実績とID・DB基盤を活かし、臨床研究を対象としてPHR/PROを活用したエビデンス創出の相談から、PHR/PROの収集システムの開発・運用、機器の運用支援までをパートナー企業と連携し推進しています。 また、今後は「PHRサービス事業協会」の活動として、ステークホルダー間の協調を促進し、官民一体でPHRの社会実現を加速させ、患者の医療課題解決への貢献を目指しています。
https://welby.jp/

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