【第62回日本糖尿病学会年次学術集会】「Welbyマイカルテを用いた糖尿病管理」において患者の生活習慣改善のモチベーション向上に寄与し、一定の利用頻度と、治療効果改善の相関が示唆される結果となった
2019年5月23日~5月25日に仙台国際センターほか(宮城県仙台市)にて開催された「第62回日本糖尿病学会学術集会」で「PERSONAL HEALTH RECORDを用いた糖尿病管理」と題して朝長 修 先生(医療法人社団ライフスタイル ともながクリニック 糖尿病・生活習慣病センター 院長)がポスター発表をされました。
Welbyマイカルテを用いた糖尿病管理は、患者の生活習慣改善のモチベーション向上に寄与し、一定の利用頻度と、治療効果改善の相関が示唆される結果となりました。
■目的・方法
既報(2018年第61回日本糖尿病学会にて発表)でのPHR利用が患者さんにもたらした成果を参考に、ともながクリニック通院中でWelbyマイカルテの利用を開始した方74例を対象に治療効果への影響について評価を行いました。研究デザインはレトロスペクティブ解析とし、評価項目はHbA1c、BMI(体重)、血圧としました。利用頻度は1ヶ月間当たりのWelbyマイカルテ入力回数とし、中央値を閾値として高利用群と低利用群の2群に分けて比較を行いました。
■結果
Welbyマイカルテ利用前後で比較したところ、Welbyマイカルテ利用後6ヶ月時点(全例)において、HbA1cと体重に有意な低下を認めました(HbA1c[mean±se]: 7.1±0.1→6.9±0.1%, 体重: 75.6±1.4→74.8±1.4kg)。また、利用頻度の中央値は15回/月であり、高利用群(15回以上/月)と低利用群(15回未満/月)とを比較したところ、高利用群でHbA1cが有意に改善しました(低利用群:-0.1±0.1%、高利用群:-0.4±0.1%)。
■考察
今回の報告より、Welbyマイカルテ利用による生活改善のモチベーション向上が、実際に生活改善を促し、治療効果を大きくする可能性が示唆されました。
■本演題発表後、朝長先生より
今回の発表では、Welbyマイカルテの利用開始は、患者さんが生活習慣を見直すきっかけ、生活習慣改善の動機付けにつながると感じました。
【開催概要】
日時:2019年5月25日(土)
場所:せんだいメディアテーク
演題番号:Ⅲ-P-174
演題名:PERSONAL HEALTH RECORDを用いた糖尿病管理
朝長 修 先生(医療法人社団ライフスタイル ともながクリニック 糖尿病・生活習慣病センター)
会場:せんだいメディアテーク 5F ギャラリー3300
〒980-0821
宮城県仙台市青葉区春日町2-1
https://www.smt.jp/info/access/#sec04
◇株式会社Welbyについて
Welbyは、2011年からPHR(Personal Health Record)サービスを提供するリーディングカンパニーとして、様々な疾患領域の患者さんを対象とする、治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用をしています。提供するPHRサービスの一つ「Welbyマイカルテ」は、糖尿病、高血圧などの生活習慣病患者さんを対象に、血糖値や血圧などの自己管理を支援するスマートフォン向けアプリです。また、大手製薬企業と共同で企画し、Welbyが運営するPHRサービスも数多くあり、生活習慣病をはじめとして、オンコロジー領域、中枢神経系領域、自己免疫疾患、希少疾患など、幅広い領域でPHRサービスを提供しています。また様々な疾患領域におけるPHRサービスの実績とID・DB基盤を活かし、臨床研究を対象としてPHR/PROを活用したエビデンス創出の相談から、PHR/PROの収集システムの開発・運用、機器の運用支援までをパートナー企業と連携して提供しています。
●社名 :株式会社Welby
●代表者 :代表取締役 比木 武(ひき たける)
●本社所在地 :東京都中央区日本橋本町3-8-3 東硝ビル5階
●設立年月 :2011 年9月
●事業内容 :患者向け治療支援デジタルサービス(PHR)の企画・開発・運用
●URL :https://welby.jp/
◇本件に関する問い合わせ先
●株式会社Welby 広報担当:豊島
●電話番号: 03-6206-2937
●メールアドレス: pr@welby.jp