NEWS
2016/03/07
プレスリリース

慢性疼痛患者向けの記録・コミュニケーションサポートサービス「いたみ連絡帳」をヤンセンファーマ株式会社とリリースー肩・腰・膝などの痛みを記録、見える化し、治療や服薬をサポートー

病気と向き合う人々の健康管理を支援する株式会社ウェルビー(本社:東京都千代田区、代表取締役:比木武、以下ウェルビー)は、このほどヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:クリス・フウリガン、以下ヤンセン)と、慢性疼痛患者さん-医療者間のコミュニケーションをサポートするデジタルサービス「いたみ連絡帳」をリリースいたしました。

図1

肩、腰、膝などに痛みをかかえる慢性疼痛の患者さんは、国内で約2,000万人といわれています(注1)。しかし、整形外科等の医療機関を受診した際に、患者さんがご自身の痛みの状況を思い出して、具体的に医療者に伝えるのは容易なことではありません。一方で、医療者にとっては、患者さんの「どんなときに、どの程度の痛みがあったか」といった具体的な情報が診療を行う上で重要な情報となりえます。

「いたみ連絡帳」は、スマートフォンアプリやWebサイト(パソコン、タブレット等)を通じて、患者さんが痛む時間帯や痛みの程度(注2)、服薬状況を簡単に記録できるほか、日々の記録をグラフ化して、医療者に見せることで患者さん-医療者間のコミュニケーションにお役立ていただけます。また、日常生活で出来ることや、歩数、体重の入力、ならびに通院予定の設定など治療を支援する機能も用意しています。これらの機能により、痛みや治療による患者さんの生活への影響や治療ゴールを両者で共有したり、患者さんが痛みとうまく付き合うヒントを見つけやすくします。「いたみ連絡帳」サービスは、ウェルビーのPHRプラットフォーム上に構築されています。Welby IDに会員登録した患者さんの記録内容は、どの端末から記録しても、十分なセキュリティを施したウェルビーのクラウドサーバに一元的に保存・管理されます。このため、いつ、どの端末からアクセスしても最新の記録を確認することが可能となります。

ウェルビーでは今後も様々な疾患領域にサービスを拡大し、多くの患者さんを支援するサービスを展開してまいります。

 

(注1)出典:矢吹省司(福島県立医科大学医学部整形外科) : 臨床整形外科 47(2) Page:127-134 (2012)、中村雅也(慶応義塾大学医学部整形外科学教室) : The Bone 27(1) Page:27-31 (2013)

(注2)痛みの程度:NRS(Numeric Rating Scale)で測定します。痛みを「0:痛みが全くない」から「10:考えられる中で最悪の痛み」までの11段階に分け、痛みの程度を数字で選択する方法です。国際的に痛みの評価ツールとして合意されているスケールで、痛みの変化を調べるために用いられる指標です。

 

【「いたみ連絡帳」サービス概要】

  • 開発・運営: 株式会社ウェルビー
  • 提供:ヤンセンファーマ株式会社
  • 監修:福島県立医科大学 整形外科学講座 紺野 愼一 教授
  • 利用方法
    • スマートフォン: iPhoneおよびAndroidアプリをダウンロード
    • パソコン/タブレット :https://itami-renrakucho.welby.jp/ (インターネットサイト経由) ※いずれの場合も株式会社ウェルビーが運営する「Welby ID」への会員登録が必要です。
    • 利用料金:無料
  • 主な機能
    • いたみ記録:就寝時、朝、昼、晩の痛みの程度を記録するほか、服薬状況を記録。
    • せいかつ記録:「ぐっすり眠りたい」、「スポーツや趣味を楽しみたい」などの目標「やりたいこと」と、目標実現のために日々の生活の中で「やれること」を設定し、日々の状況を記録。
    • からだ記録:歩数(スマートフォン端末の設定から自動取得することも可能)、体重などを記録
    • まとめ:記録した情報をグラフや表で振り返り。

会社情報

◇株式会社ウェルビーについて

ウェルビーは、PHR(Personal Health Record)サービス提供企業として、慢性疾患の患者さんを対象とする、治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用をしています。

提供するPHRサービスの一つ「Welbyマイカルテ」は、糖尿病などの患者さんを対象に、血糖値や血圧などの自己管理を支援するスマートフォン向けアプリです。医療機器メーカーと連携することで、各計測機器のデータをアプリへ反映するなど、治療支援のためのPHRサービスとして利用されています。また、大手製薬企業と共同で企画し、ウェルビーが運営するPHRサービスも数多くあり、糖尿病からがん系疾患まで、幅広い領域でPHRサービスを提供しています。

ウェルビーは、2011年からPHRサービスを提供するノウハウを活かし、医療機関、製薬・医療機器メーカーと患者さんをつなぐPHRサービスの総合プラットフォームとして、日本のPHRサービスをリードしています。

・社名   : 株式会社ウェルビー

・代表者  :代表取締役 比木 武(ひき たける)

・本社所在地: 東京都千代田区神田神保町3-7-1ニュー九段ビル

・設立年月日: 2011 年9月

・事業内容 : 患者向け治療支援デジタルサービス(PHR)の企画・開発・運用

お問い合わせ窓口

・株式会社ウェルビー 広報担当:高田

・電話番号 : 03-6261-3525

・メールアドレス: pr@welby.jp

Cookie Policy
このサイトでは、サイトの利便性向上のためにCookieを利用します。 サイトの閲覧を続行されるには、Cookieの使用にご同意いただきますようお願いします。 プライバシーポリシー
拒否 同意して続行